懐かしい香水の思い出
娘時代、最初に買った香水は すずらんの匂いのするものでした。
初めてのデートは それをつけて出掛けたので、いまでもすずらんの香の香水をかぐと、あの日の胸の高鳴りを思い出します。
初めて舶来の香水をいただいたのは 大学生の頃でした。
当時はまだ今ほど盛んではなかった海外旅行のお土産に 小さな瓶にはいったフランス製の香水を父の知り合いから貰いました。
まず瓶のデザインからして素敵で、かいだことのないような夢のような香にくらくらしてしまいました。
二十代前半、当時のボーイフレンドがくれた香水は、今思えば年齢の割に随分背伸びをした香だったと思います。
フランスの某メーカーのもので、アメリカの有名女優がネグリジェのかわりに身にまとって眠るというので有名になったナンバーのついた香水の、ナンバー違いでした。
女優のものと比べると華やかさには欠けるものの、ウッディな落ち着きが加わった、大人びた香でした。
当時、香自体の魅力はわからなかったのですが、大好きな人がくれたものだったので、そればかり使っていました。
大人になって、いろいろな香水を自分で買ったり、頂いたりするようになりました。
そして今もTPOにあわせて、いろいろな香水を楽しんでいます。
化粧品全体で言えば日本の化粧品メーカーも頑張っているけれど、香水だけはどうしても海外のものに敵いません。
かつて 日本の某メーカーが美しい名前の香水を売り出したことがあり、当時、母の鏡台にあったそれの香をそっとかいでは、子供心にもうっとりしていた思い出があります。
あの香水は 今でも日本のどこかで作られているのでしょうか。